犬との絆
「飼い主と犬の間には、オキシトシンという幸せホルモンが出る」という記事を見ました。もっともであると4頭と暮らしたことのある私は、記事を読みながら大きくうなずきました。
犬は、目と目を合わせるアイコンタクトが好きです。人と人も、目を合わせて意志を確かめ合うことをします。嫌いな人や、かかわりたくない人とは、目を合わせることを避けることもします。犬にとって、飼い主とのアイコンタクトは、安心感をおぼえたり、気持ちを伝えることをしたり、自分の存在を知ってもらうような感覚で、大事なものです。4頭と暮らしていたときは、気付くと、視線を感じることが多く、そろそろお散歩の時間、ご飯は何、遊びたいよ。老犬になると、不安そうな目で、傍にいてほしいよと、私を見ることがありました。どんなに忙しくて、気持ちがイライラしていても、愛犬たちに見つめられると、嫌なきもちがすぐ吹っ飛んでしまいます。犬と暮らしたことのある多くの人は、経験したことがあるはずです。
家族との間にも、オキシトシンはあります。仕事から帰り、ただいまやお帰りという言葉でも幸セホルモンはでます。しかし、喧嘩をした後には、分泌は少なくなるように感じます。愛犬は、いたずらをして怒られても、一瞬、しゅんとして反省をしているような目をしますがすぐ、好きという表情に変わります。この表情で、飼い主は、なぜか幸せな気持ちになります。
人と愛犬のオキシトシンの分泌量の違いは、純粋さの違いではないかと考えます。愛犬たちには、裏がありません。感情もストレートです。好きなら好き、嫌なら嫌でわかりやすいです。犬は大人になっても、知能は三歳か四歳ぐらいにしかならないと聞いたことがあります。好奇心いっぱいで、きらきらしている目で見つめられると、飼い主がどんなにひねくれた性格であっても、三歳ぐらいの純真で無垢な気持ちを思い出させてくれます。
一緒に暮らした時間の絆が強ければ強いほど、愛犬たちからもらった幸せホルモンは、飼い主の心の中にいつまでも残り続けていくことを実感しています。
投稿者プロフィール
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人間関係の悩みから開放するサポートをするカウンセラー。名古屋で個人カウンセリングを中心に活動。
OL時代、人間関係で悩み、過呼吸になり自分が苦しくなったことで、心理の勉強をし始めたことがカウンセラーの道へ進むきっかけとなったが、カウンセリングを実際に受けることで自分が変わり楽になったことから、同様に苦しんでいる人のサポートをするカウンセラーになる。
カウンセリングが、特別なものではなく、もっと日常生活に密着し、一人一人が自分に素直に生きていくことができるようにサポートをする活動にを展開中。
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