体と心を意識をしてみることで、自分がどうしたいかがわかる
私たちは、慣れ親しんだ習慣や癖で行動していたり、考えたりしていることが多いと感じています。
慣れ親しんだ習慣や、癖で行動することが、本人にとって嫌でなければ、問題ありません。しかし、慣れ親しんだ行動が「いや」なのか「したいことなのか」がわからず、「いつもそうだから、いつもと同じようにしている」としたら、一呼吸して、自分の心と体に意識をむけてみると、思わぬ発見があるかもしれません。
普段の生活のなかで、体に意識を向けることで、疲労がたまっていることに気づき、なるべく無理をしないようにして体の調子を整えようとするかもしれません。体に意識を向けなければ、疲れていることにも気づかずに、健康を維持しにくくなることがあります。無理していることに気づかなければ、頑張りすぎて体のどこかに不調があらわれるかもしれません。
体への意識は、ジムに通ったり、ヨガなどのお稽古ごとなどで、気づきやすいのではないかと感じています。私の場合もバレエをするようになってから、体への意識が高まりました。たとえば、私はバレエをし始めてから、腰がそっていることに気づきました。腰がそっていることで、腰に痛みがでたり、何かのきかっけでギックリ腰になることがあるそうです。しかし、腰がそっていると自覚することで、姿勢に気を付けたり、痛くならない前に対応をすることが可能になります。
私たちは、体へ意識をむけることには、なんとなくですが、普段の生活の中や、健康のためにお稽古ごとやジムに通ったりしながら、意識をして気を付けています。半面、心を意識することは、体を意識することに比べると、おざなりにしているのではないかと感じています。
心を意識するということは、たとえば、食事に誘われたとき、「自分がいきたいのか」、「いきたくないのか」、「いきたくないけど断れないからいく」のかを考えることなく「いく」と返事をしているときがあります。誘われたときには、すぐ返事をせずに、一度、自分の心に意識を向けてみると自分がどうしたいのかが見えてきます。行くのは嫌ではないけど、今日は疲れているから早く帰って寝たいと思っていることに気づくかもしれません。また、今日はみんなと「わいわい」したかったから行きたいと思っていたのかもしれません。
なにか出来ことがあったときに、自分はどうしたいかを考え意識するだけで、嫌だなとか嬉しいのように自分の感情がわかり、自分が本当はどうしたいかがみえてきます。自分がどうしたいかを感じるために、心に少しだけ意識を向け、そのうえでどうするかを考えれば、自分で無理なく決断でき、後悔も少なくなるのではと考えます。
自分の心と体に向き合うことで、自分が決めたことに、覚悟と責任がもてるようになります。
覚悟と責任がもてると、決めたことに対して迷うことが少なくなり、結果に関係なく前向きになれるはずです。
みなさまの、ちょっとしたことの参考になれば幸いです。
投稿者プロフィール
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人間関係の悩みから開放するサポートをするカウンセラー。名古屋で個人カウンセリングを中心に活動。
OL時代、人間関係で悩み、過呼吸になり自分が苦しくなったことで、心理の勉強をし始めたことがカウンセラーの道へ進むきっかけとなったが、カウンセリングを実際に受けることで自分が変わり楽になったことから、同様に苦しんでいる人のサポートをするカウンセラーになる。
カウンセリングが、特別なものではなく、もっと日常生活に密着し、一人一人が自分に素直に生きていくことができるようにサポートをする活動にを展開中。
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