内面から変わる「インナーチェンジングセラピー」というカウンセリング手法
悩みの内容も時代によってかわり、そのときどきにあったカウンセリング手法が必要になってきます。
カウンセリングにはいろいろな手法がありますが、話をじっくりきく「傾聴型」のカウンセリング手法が学校などでは多く使われています。
「インナーチェンジングセラピー」とは
名前から想像すると今どきの方法かと思われがちですが、元々は1970年代にアメリカのグールディング夫妻(交流分析のリーダー的存在の一人)がTA(交流分析)をもとにして作られたものを、基礎にしています。
交流分析を基に3つの方法をプラスして今の時代にあうように進化させた方法で、4つの理論を背景としたカウンセリング手法です。
その人の生きづらさ(問題行動)を解決する場合。多くはその人の外面に焦点を当てて解決しようとします。
「インナーチェンジングセラピー」は外面より内面の変化に焦点を当て、その結果として行動が変容することを目的としたものです。
「インナーチェンジングセラピー」の4つの基本
●交流分析
自分自身の内面に目を向け深めていき、正しいコミニケーションを身に着ける心理療法
●感情処理法
怒り、悲しみ、恐い、喜びの4つの本物の感情を消化することで考え方を頭だけでなく心から納得する方法
●人格適応論
6つの人格タイプ・特徴から、自分と人との違いや関わり方を学ぶ方法
●愛着のカウンセリング
子供時代に親と健全な愛着関係を築けなかった事から人と親密な関係を保とうとすると居心地 が悪く感じたり過剰な恐さを感じるようになります。子供時代築けなかった愛着を自分の中に育てていく方法
[具体的例]父親に似た上司に怯えてしまうAさんの場合
30歳の会社員のA子さんの問題。
A子さんの上司はいつも不機嫌そうな顔をしています。
A子さんは上司の顔をみると、何かA子さんが機嫌を悪くさせたのではないかと思い「恐く」て「ビクビク」してしまいます。
上司はA子さんの父親に似ています。家ではいつも機嫌が悪そうな顔をしていた父親をみて、子供の頃のA子さんも同じように恐くてビクビクしていました。
そんな時、「インナーチェンジングセラピー」では、子供の頃の父親に対するA子さんの「恐い」という感情に焦点をあて、その恐さを追体験し、感じることによって「恐さ」が減っていき、上司の不機嫌そうな顔を見ても「ビクビク」することがなくなっていきます。
「恐い」という内面に焦点を当てることにより、その結果として上司の顔を見て「ビクビク」していた行動が変容していきます。
内面の変化で行動が変わるって不思議な感覚かもしれませんが思考と感情と行動は繋がっています。
一般的に行動を変化させるために、なぜその行動をとったのかという思考を問題にします。
「インナーチェンジングセラピー」は思考も大事にしますが、その行動を起こしている時、そのように考えている時の感情に向き合いそれを処理することにより、結果として行動の自然な変化を促します。
家族、ママ友などの人間関係で悩んでいる方、コミュニケーションがなんとなくうまく行かないと思っている方には効果的な方法です。
私自身もこの手法でたくさんの問題を解決しました。人間関係で悩んでる方、よろしければお問い合わせください。
投稿者プロフィール
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人間関係の悩みから開放するサポートをするカウンセラー。名古屋で個人カウンセリングを中心に活動。
OL時代、人間関係で悩み、過呼吸になり自分が苦しくなったことで、心理の勉強をし始めたことがカウンセラーの道へ進むきっかけとなったが、カウンセリングを実際に受けることで自分が変わり楽になったことから、同様に苦しんでいる人のサポートをするカウンセラーになる。
カウンセリングが、特別なものではなく、もっと日常生活に密着し、一人一人が自分に素直に生きていくことができるようにサポートをする活動にを展開中。
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