高齢者が犬と暮らすとき

高齢化にむけてペットと飼い主が最期まで、安心して一緒に暮らせるようになるシステムが、少しでも増えれば、ペットにとっても飼い主にとっても幸せなことではないかと感じています。

犬と暮らすことは、用事も多くなり面倒なこともありますが、それ以上に癒されたり、犬の世話をすることで、生活に張りがでたり、幸せな時間をもつことができます。

人の寿命が延びているように、犬も医学の進歩や、ドッグフードも健康にいいものが増えてきて、15年、20年と長生きする時代です。一緒に住み始めたときは、飼い主も犬も若く元気で体力もあります。しかし、15年、20年たっていけば飼い主も犬も年をとっていきます。家族と暮らしている人は、飼い主が犬の面倒をみれなくなったとしても問題はありませんが、一人暮らしの高齢者の場合、犬も年をとることで、犬の介護や病院通いなど大変なことがふえてきます。

先日、新聞に「介護ヘルパーさんの悩みのひとつに、高齢者が飼っている犬」のことがあるという記事を読みました。一人で生活することが困難になった高齢者の方は施設に入ることを提案しても、犬と一緒に入れないので自宅で過ごすことを選ぶそうです。

自宅で、一人で生活できれば、問題ありませんが、高齢になり、一人暮らしが難しくなったとき、介護士さんは、犬の里親や犬の施設を探さなければいけないことがあるそうです。犬の里親を見つけることは、難しく簡単ではありません。

また、一緒に暮らしていた犬がなくなったとき、自分の年齢を考え、あたらしく犬を飼いたいけど責任がもてないから、犬との暮らしをあきらめている人たちも私のまわりにもいます。

ある程度年齢を重ねた人の方が、生活の変化もすくなく落ち着いて犬を飼うことができるので、犬と暮らすことに適しているということも聞いたことがあります。しかし、現実は、年齢を重ねた人たちは、犬を最期までみるということを考えると、二の足を踏んでしまいます。

高齢者が犬と暮らしすメリットはたくさんあります。たとえば、犬のお散歩をすることで、自分の運動にもなります。お散歩中にあう人たちと、犬を通して知り合いになり、コミュニケーションが増えます。そして、犬とスキンシップをしたり目を合わせるだけでも、幸せな気持ちになります。

高齢者が、犬と一緒に最後までいられるような施設もあると聞きました。
飼い主が高齢になり、犬の面倒をみることが困難になったときには、犬を購入したペットショップで引き取るとういうことをしているペットショップもあると聞きます。このようなシステムのペットショップや施設がふえると、高齢者も安心してペットと暮らすことができそうです。


投稿者プロフィール

cocoro
cocoro心理カウンセラー/ワンワンコミュニケーションカウンセラー
人間関係の悩みから開放するサポートをするカウンセラー。名古屋で個人カウンセリングを中心に活動。
OL時代、人間関係で悩み、過呼吸になり自分が苦しくなったことで、心理の勉強をし始めたことがカウンセラーの道へ進むきっかけとなったが、カウンセリングを実際に受けることで自分が変わり楽になったことから、同様に苦しんでいる人のサポートをするカウンセラーになる。
カウンセリングが、特別なものではなく、もっと日常生活に密着し、一人一人が自分に素直に生きていくことができるようにサポートをする活動にを展開中。