今を大事にすることで、ネガティブな気持ちが減っていく
犬は、未来でもなく、過去でもなく、「今」を楽しんでいる
「あなたは、ネガティブな感情で、毎日辛い思いをしていませんか?」
犬は10秒ぐらい前の出来ことを覚えていないと言われています。が「いけない」ことをした時に、すぐに「いけないよ」と教えることですぐに学習すると聞いたことがあります。時間をあけて「いけない」ことを教えても、犬は何を怒られているのか理解しにくいようです。理解しにくいといよりも忘れるといった方がいいのかもしれません。もしかしたら犬にとって、10秒前のできことは過去のことなのかもしれません。
私は4頭の愛犬と暮らしていたときに、犬は未来も過去も関係なく「犬は今を生きている」ということを愛犬から感じていました。犬にとっては嫌なことも嬉しいことも「今」その瞬間におこっていることしかありません。10秒後には嫌なことも嬉しいこともなくなり、新たに嬉しいことを体験していっているように感じました。
体も心も「今」にいることでバランスがとれる
犬と人とは違いますが、4頭の愛犬のように「今」を楽しむことができれば、ネガティブな気持ちは消え去り、楽しい時間が増えるのではないかと考えています。
TVや新聞などで地震は必ずおきると、何年も言われ続けています。
関東直下型地震や東海南海地震がおきれば、今までにない大きな被害がでるとも言われています。
地震の話を聞くたびに、恐くて、もし地震がおきたらどうしようと、そのことばかりを想像して不安を感じていたら、今の生活よりも、将来の不安ばかりに目がいきます。地震はいつおきるかわかりません、どこでおきるかもわかりません。わからない未来のことを考えていても仕方がないことです。仕方がないことに目をむけるより、「今」を意識した方がいいはずです。
また、昔のできことを思い出し、「あのときこうしていたらよかったのに」と後悔してばかりいたり、「あの人にあんなことを言われた」とずっと根にもちながら今を生きていたら、私たちの心は穏やかではなくなります。
私たちは、だれでも未来を心配したり、過去のことを思い出し振り返ることはあります。将来のことを心配し、そのために準備をしたりするのは悪いことではありませんが、未来の不安に心が向いているときには、体は「今」にいても心は「今」にいません。それと同様に、過去の幸せだったときに「心」が居続けていても、体は「今」にいても心は「今」にいないのです。過去の幸せな思い出に浸ることは悪いことではありませんが、そこに留まっているだけでは前進することはできず、今の楽しいことに目を向けにくくなります。
心が、「今」ではなく未来の不安や過去にとらわれているときは、ネガティブな心理状態になるときが多いです。ネガティブになることで、今の生活の楽しみが減ることはもったいないことのように感じています。
「今」できることに目を向ける
私たちは、過去や未来で生活をしているのではなく「今」で生活しています。
「今」はつねに変化していきます。自分自身が変わることもあれば、自身の環境が変わっていくこともあります。
たとえば、趣味や今している仕事ををずっと続けたいと思っていたとしても、自分や自分以外の都合で続けられないことがあります。教えてもらっていた先生がいなくなったり、自分の健康状態が悪くなったり、あるいは会社で自分の望んでいなかった部署にが異動することもあるかもしれません。
そのときに、過去にとらわれ、未来を心配していてもどうにもなりません。
私は、「今」楽しむことを意識しながら、嫌なことも嬉しいことも「今」その瞬間を感じていくことで、ストレスやネガティブな感情を切り替えることができ、穏やかな時間が増えることになるのではないのかと考えています。
投稿者プロフィール
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人間関係の悩みから開放するサポートをするカウンセラー。名古屋で個人カウンセリングを中心に活動。
OL時代、人間関係で悩み、過呼吸になり自分が苦しくなったことで、心理の勉強をし始めたことがカウンセラーの道へ進むきっかけとなったが、カウンセリングを実際に受けることで自分が変わり楽になったことから、同様に苦しんでいる人のサポートをするカウンセラーになる。
カウンセリングが、特別なものではなく、もっと日常生活に密着し、一人一人が自分に素直に生きていくことができるようにサポートをする活動にを展開中。
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