全ての人に好かれなくてもいい。すべての人と仲良くしなくてもダメな自分ではない。

みんなに好かれることは難しい

皆に好かれることは無理なことだということは私たちは知っています。

でも、心のどこかで嫌われるより好かれたほうがいいと思っています。特に女性はそう思っている人が多いように感じます。

 

女の子の場合、生まれた時に「みんなに愛されるように」という願いを込めて命名されたり、幼稚園に行く頃には「お友達と仲良くするのよ」と親や先生から言われ始めます。

一年生になったらお友達100人できるかな、というフレーズもあるぐらいです。

皆に好かれることは悪いことではありませんが、相手がいいとかわるいということではなく、それぞれに合う人、合わない人がいることが自然のように感じています。

多くの人に好かれることは悪いことではなく生きやすさにも繋がる部分はあるかも知れませんが、多くの人に好かれないと思い自分を責めたり自分はダメだと思う必要はありません。

人の価値は友達の数や、たくさんの人に好かれているかどうかで決まることではないのです。

 

また、大好きな人でもこの部分は嫌い!この部分は好きと区別をして考えることができたら、嫌いな部分も気にならなくなることはあります。嫌いな部分が気にならなくなれば、相手に対して感情的にならずに自然に接することがことができるようになります。

会社やビジネスの場面では相手に合わせることは必要ですが、心の中で「この人のこういうところは嫌!でも仕事の仕方は見習うところはある」などと区別をしたら仕事もやりやすくなります。

プライベートでは自分が無理をしない程度に人との関係を築いていけたら、人に好かれるとか好かれていないということことがあまり気にならなくなるかもしれません。

全ての人に嫌われることも難しい

人はそれぞれ考え方も性格も好きなものも嫌いなものも違います。

皆に好かれることも難しいですが、反対にすべての人に嫌われることも難しいと感じています。

日本と諸外国が習慣も言葉も違うように、人の好みや、その人が生まれ育ってきた環境や考え方などは違い、自分が経験したことが世間一般だと私たちは考えがちです。

自分の価値観や経験、ルールで人を好きかどうか、嫌いかどうかを判断することが多いように感じます。

たとえば、挨拶をきちんとしなければと思ってる人が、挨拶をされなかったら「なんだ挨拶もしないなんて」と挨拶をしなかった人にイラっとしてあまりいい感情を持たなくなります。

しかし、たまたま気づかなかっただけなのかも知れませんし、なにか考え事をしていたのかもしれません、また挨拶はしたけれど、声がちいさくて聞こえなかっただけかも知れません。

挨拶をされなくても気にならない人もいるかも知れません。

挨拶一つとっても人それぞれ受け止めかたは違います。

今、自分の周りの人たちとの関係がうまくいってなかったとしても、これから会う人たちや今までに出会った人たち、家族の中には、あなたのことを好きだと思っている人はいるはずです。あなたへの好意をうまく伝えられる人や、自分の気持ちを伝えられない人、行動に出せない人もいます。

そう思うと、すべての人に嫌われるということも、皆に好かれるということと同じようにとても難しいと感じます。

でもやっぱり全ての人に好かれないと「ダメ」だと思う人に

なぜ、そう思うようになったのか考えてみませんか。

いつ頃からそう思うようになったのでしょうか。生まれた時から、皆に好かれないとダメって思っていたのでしょうか。生まれたときからではないはずです。

そう思うようになったきっかけがあるはずです。

子供の頃に友達と喧嘩をして皆が友達の見方をしたから、「私は好かれない」と思うようになったのでしょうか。

子ども時代に兄弟が友達が多く、親からお兄ちゃんと違って、Aちゃんは友達少ないねと言われたことがきっかけで「私は友達が少ないからダメな子」と思ったのでしょうか。

友達のAちゃんは皆に好かれていいねと親が何気なく言った言葉で「私も皆に好かれないといけない」と思ったのでしょうか。

 

もし皆に好かれないといけない、全ての人に好かれないとダメだと感じている方がいらしたらご相談ください。

 

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投稿者プロフィール

cocoro
cocoro心理カウンセラー/ワンワンコミュニケーションカウンセラー
人間関係の悩みから開放するサポートをするカウンセラー。名古屋で個人カウンセリングを中心に活動。
OL時代、人間関係で悩み、過呼吸になり自分が苦しくなったことで、心理の勉強をし始めたことがカウンセラーの道へ進むきっかけとなったが、カウンセリングを実際に受けることで自分が変わり楽になったことから、同様に苦しんでいる人のサポートをするカウンセラーになる。
カウンセリングが、特別なものではなく、もっと日常生活に密着し、一人一人が自分に素直に生きていくことができるようにサポートをする活動にを展開中。