いじめはなくならない

平成25年にいじめ防止対策推進法ができました。しかし、なくなるかどうかは疑問に思っています。

子どもだけでなく大人の世界にもいじめはあり、固定した人間関係の中で起こりやすいと感じています。最近では、教師間のカレー事件が記憶に残ります。


私も大人になってからいじめられる体験をしました。女の子特有の、全員による無視です。原因はわかりませんが、グループの中心人物の人に嫌われたようです。最初は、一人の人が、よそよそしくなりました。いつのまにか三人になり、あっという間に全員に広がりました。無視をされながらも、「そんなことを言っているとあの子のように○○さんに口を聞いてもらえなくなるよ」という悪口も言われるようになりました。


当時は精神的にきつく自分が悪いと考えていましたが、心のことを勉強してからは、冷静に見つめられるようになりました。冷静になるまでの間には、人が恐いと感じていた時期もありましたが、この出来事自体が馬鹿らしいと思えるまでになりました。


いじめの要因の一つとして、グループ内で影響力のある人が、気に入らない人をみつけ、雰囲気や言葉で周りの人に周知させます。それに同調する人が集まり始まります。また、最初は仲良くじゃれあっている関係でしたが、相手が嫌な思いをしていることに気付いていてもエスカレートさせていく場合があります。また、あなたのような人はいじめられるでしょう、と言われたこともあります。これも相手の主観によるものです。


そう考えるといじめられる側は何も悪くはありません。いじめる側に原因がありそうです。私は、その場から距離をおくことでなんとか持ちこたえました。


学校では、女の子同士で対象が月替わりで変わるものから、恐喝や命にかかわる犯罪行為のものまであります。学校でいじめられたり、いじめた経験のある「いじめ世代」の人が大人になっています。カレー事件がおきても不思議ではありません。


いじめは人の心に大きな傷を残します。大人になって人が恐いと感じたり、集団に入っていくのに臆病になったりすることもあります。その環境に我慢する必要はありません。その場から逃げても距離をおいてもいいんです。他に居心地のよい場所をみつければいい。必ずあるはずです。

いじめはなくならないと思っていますが、いじめによりつらい思いをしている人のお手伝いができればと考えています。

 

 

投稿者プロフィール

cocoro
cocoro心理カウンセラー/ワンワンコミュニケーションカウンセラー
人間関係の悩みから開放するサポートをするカウンセラー。名古屋で個人カウンセリングを中心に活動。
OL時代、人間関係で悩み、過呼吸になり自分が苦しくなったことで、心理の勉強をし始めたことがカウンセラーの道へ進むきっかけとなったが、カウンセリングを実際に受けることで自分が変わり楽になったことから、同様に苦しんでいる人のサポートをするカウンセラーになる。
カウンセリングが、特別なものではなく、もっと日常生活に密着し、一人一人が自分に素直に生きていくことができるようにサポートをする活動にを展開中。