親から受けづくものは選びたい
親から受けづくものはたくさんあります。それは、私にとって都合のよいものばかりではなく不都合なものもあります。親から受けづくものが自分んで選ぶことができたら、都合の良いものだけを受け取り、不都合なものは受け取りたくありません。
以前、見た記事を思い出します。確かアメリカの研究者が発表したものだったように記憶しています。
父親から遺伝するものと母親から遺伝するものは違う。父親からは「大脳辺縁系」という気分や本能を司る部分を。母親からは、「大脳皮質」という記憶、音声、知覚など認識能力を担う分野が遺伝する。
遺伝は、人間のあらゆる部分にかかわっている。環境次第でその現れ方には個人差が生じるが、体の特徴や病気だけでなく心の様々な働きも、遺伝によって左右される。
脳からの生まれつきの遺伝と、環境による心の様々な働きも遺伝されるといいます。
親からの影響は子供にとって大きなものです。子供の意思に関係なく受け取ってしまいます。環境次第で、心の働きも遺伝によって左右されるのであれば、受け取るものを選びたいです。 たとえば、親からきちんとすることは、社会生活を送るには必要なことである、と教えられます。しかし、きちんとしなければいけないと過剰に思うと、心が疲れてしまうかもしれません。また、お友たちがたくさんいるほうがいいと親が考えていると、その子供は、お友たちが少ないと、ダメだと思うようになるかもしれません。このようなことが、子どもの性格に影響を与え、成長する過程で、本人が生きづらさを感じるようであれば、受け取りたくないものです。
心の働きだけでなく、日常生活の小さな親の習慣も受けつきます。掃除をするときは音楽をかける。また、辛い物を食べた後には、必ず甘いものをたべるなど。これらは、受けついても、さほど性格に影響はありません。
私にも親から都合の良いものと不都合なものを受けづきました。不都合なものは、主に性格に影響があるもので、いつも「にこにこ」していることや、頑張っていないといけないこと、ダメな立場にいないといけないことなど多数ありました。これらの親の影響は、大人になってから私自身生きづらさを感じ、大人の私には不都合なものになっていたので、カウンセリングを受け手放しました。その結果「にこにこ」したいときはする。頑張りたいときは頑張る。ダメな立場にいることをやめる。というものに変わりました。不都合なものが、都合の良いものに変わりました。生きづらさが、生きやすさに変ったのです。
日常生活の親の習慣として受けついたものは、ダシをとることです。母親は、煮干しとかつお、そして、コブでダシをとり、冷蔵庫に保管をしていました。お料理によって使いわけ、ダシがなくなるとまた作ります。
今は、インスタントのダシでもおいしいものが出回っています。それを使えば手間はいりません。しかし、私は、母のやり方でダシをとっています。母親から強制されたわけではありません。教えられたものでもありません。子供の時に、母親の姿をみていて、おとなになった今、自然と母親と同じようにダシをとっています。
投稿者プロフィール
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人間関係の悩みから開放するサポートをするカウンセラー。名古屋で個人カウンセリングを中心に活動。
OL時代、人間関係で悩み、過呼吸になり自分が苦しくなったことで、心理の勉強をし始めたことがカウンセラーの道へ進むきっかけとなったが、カウンセリングを実際に受けることで自分が変わり楽になったことから、同様に苦しんでいる人のサポートをするカウンセラーになる。
カウンセリングが、特別なものではなく、もっと日常生活に密着し、一人一人が自分に素直に生きていくことができるようにサポートをする活動にを展開中。
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