夢には意味があり、隠された感情がある
私は、見る夢には、意味があると考えています。
夢をみない人は、感情をおさえている傾向にあると聞きます。夢は、自分が気付いていない心を映し出すと言われます。また、夢は、自分が気付いていないことへ、メッセージをくれるとも言われています。
占いの分野でも夢占いというものがあります。
心理学の歴史の中にも夢に関する研究も進められていました。
たとえば、フロイトという心理学者は、100年以上前に、大人は夢を検閲して願望を違うイメージに置き換えるからだとして、夢を分析することでその人の隠された願望や不安を読み取れると考え「夢判断」の手法を生み出しています。
心理学者が、100年以上前から、研究をしたり、夢占いというカテゴリーがあるということから考えても、見る夢には意味があるように感じられます。
夢からのメッセージは、私たちにとって必要なときに現れるのかもしれません。夢の意味に興味をもつことで、隠された願望や感情に気づくこともできそうです。
隠されていた感情に気づいた夢
私自身、夢をみたことで、隠されていた感情に気づいた経験があります。
登場人物は、私と、顔の見えない誰かと、きれいな帯です。
夢の中で、顔の見えない誰かが、きれいな帯を持っていて、「ほしいでしょ。ほら、ほしいでしょ。欲しければほしいって言いなさい。欲しいでしょう、あげるわよ」と言っています。私は、きれいな帯なので、欲しいと思いました。しかし、帯に手を伸ばすと、帯が遠くに行きます。そして、また、顔のみえない誰かが「ほら、あげるわよ」といってきます。このとき私は、目が覚めました。
目が覚めたときに、私は、夢の内容に少しだけ意識をむけてみました。すると、帯を手に入れたくても、手に入らない心の葛藤を、夢の中で感じていたことに気づきました。私は、夢の中での心の葛藤に気づいたことで、帯はいらないと突っぱねたくなり、心の中で、顔の見えない誰かに「帯は、いらない」と突っぱねました。
夢の中の心の葛藤に気づいたことで、変わったこと
夢をみる前の私は、誰にでも過剰に愛情を求めていました。愛情を求めてばかりでしたが、私が欲しいと思う愛情をもらえなくて、求めればもとめるほど、私の求めている愛情はもらえませんでした。
今は、目が覚めたときに「帯はいらない」と突っぱねたことで、人に対して過剰に愛情を求めることはしなくなってきています。
あまり夢をみない方も、夢をよく見る方も、夢をみたときに、少しだけ夢を自分で分析してみたり、夢のなかに隠れている感情を探ってみるのもいいかもしれません。
夢は、まだ気づいていない、自分のほんとうの気持ちに気づく手がかりになりそうです。
投稿者プロフィール
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人間関係の悩みから開放するサポートをするカウンセラー。名古屋で個人カウンセリングを中心に活動。
OL時代、人間関係で悩み、過呼吸になり自分が苦しくなったことで、心理の勉強をし始めたことがカウンセラーの道へ進むきっかけとなったが、カウンセリングを実際に受けることで自分が変わり楽になったことから、同様に苦しんでいる人のサポートをするカウンセラーになる。
カウンセリングが、特別なものではなく、もっと日常生活に密着し、一人一人が自分に素直に生きていくことができるようにサポートをする活動にを展開中。
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