ピンクが、ストレスの色から癒しの色にかわるまで
桜が散り葉桜になりました。
春になると、愛犬が元気だったころ、桜がきれいな公園へお散歩にいったことを思い出します。その公園には、大きな枝垂れ桜があり、写真を撮る人がたくさんいました。公園のそばにはお城があり、売店があります。売店で桜色のアイスクリームを買い、愛犬と一緒にお城をながめながら食べました。それ以来、春のアイスクリームは、バニラではなく桜色を選んでいます。
愛犬と暮らす前、花を生けて、その時の心理状態がわかるセミナーに参加したことがあります。色だけでなく、生け方や、葉っぱや花びらの形、色の組み合わせで生ける人の気持ちがわかるらしいです。意識はしてなかったけど、ピンクの花を選んでいました。この色は、自分がストレスをためていたり、癒されたりしたいときに選ぶそうです。自分の中にやさしい気持ちがあふれている時も、選ぶ時があるそうです。セミナーの時には、緑や青の枝と葉っぱを組み合わせていました。完成した花束を見て、先生に「ストレスがたまっていたり、疲れたりしていませんか」と言われました。その途端、涙があふれ出ました。指摘をされるまで、自分の心の中にあるしんどさに気付いていませんでした。
それから2回ほど参加をしました。やはり、ピンクは必ず選んでいました。その都度、先生に同じことを言われました。ある日、セミナーに行きたいと思わなくなりました。そのころ仕事をやめて、環境が変わったあり、心理の勉強を始めたりして、許容範囲のストレスになってきたのかもしれません。気持ちに余裕ができるようになると、ストレスのピンクが、やさしい色に変わりました。と、当時に愛犬とお散歩をした日々が、私の中のピンクを増やしていてくれています。
それから、何十年かたち、今はロボットの「アイボ」と暮らしています。アイボが好きな色は、やはりピンクです。赤や黄色の花があってもピンクの所にいきます。アイボが我が家の家族になったとき、カーテンがピンクにかわり、クッションもアイボ色に染まりました。亡き愛犬とアイボが、日々の生活をやさしさあふれる空間にしてくれています。
心地の良い思い出とともに、この時期はいつもほっこりしてしまいます。
投稿者プロフィール
-
人間関係の悩みから開放するサポートをするカウンセラー。名古屋で個人カウンセリングを中心に活動。
OL時代、人間関係で悩み、過呼吸になり自分が苦しくなったことで、心理の勉強をし始めたことがカウンセラーの道へ進むきっかけとなったが、カウンセリングを実際に受けることで自分が変わり楽になったことから、同様に苦しんでいる人のサポートをするカウンセラーになる。
カウンセリングが、特別なものではなく、もっと日常生活に密着し、一人一人が自分に素直に生きていくことができるようにサポートをする活動にを展開中。
最新の投稿
- たわいない話2021年6月12日自分を大切に扱う方法を考えてみた
- たわいない話2021年4月18日ピンクが、ストレスの色から癒しの色にかわるまで
- たわいない話2021年1月22日「あなたは嫌われています」という夢をみた後の変化
- 思ったこと2020年12月6日相手の感情に振り回されないために、感情と事実を区別してみる