いつも体に力が入っていたのは、母親に対して頑張り続けてきたからだった
私は、何をしていても、いつも体に力がはいっている感覚があり、肩まわりが硬く感じられていました。バレエやストレッチをしていても、力が体から抜け切れず、頑張りすぎてしまっています。私は、知らずしらずのうちに頑張りすぎてしまう傾向があることは自分でわかっていました。が、頑張ることは悪いことではないと思い、特に気にはしていませんでした。しかし、あるときカウンセリングを受ける機会があったので、「頑張るのをやめたい」と、カウンセリングをうけてみることにしました。
カウンセリングの中の私は、2歳ぐらいのときに、母親に対して頑張っていたことに気づきました。2歳という年齢に私自身驚きました。母は「頑張れ」と言葉には出していませんでした。ただ、雰囲気と目で私に「頑張れ」と訴えているようでした。
私は、母が2歳の子どもに何を「頑張れ」というのかよくわかりませんでしたが、何となく「母のために」頑張っていなければならないと、母からのメッセージを受け取っていたようです。頑張るのは「嫌」という気持ちが出てきて、頑張らなければいけないと思ったら「悲しく」なってきました。「嫌」という気持ちと「悲しく」なる気持ちを感じました。
「頑張ることが嫌」だという気持ちを認めたら、体に力が入ることが少なくなった
カウンセラーに導かれ、私は、「嫌」と「悲しい」を感じながら、呼吸と一緒に私の心の中から「嫌」「悲しい」を出していくと、体の力が抜けていくのがわかりました。同じ椅子に座っていても、感情を心の中から出していった後は、体の感覚が柔らかくなっていくのを感じていました。
自分を客観視すると、私は「好きなことだから頑張れる」と思っています。「頑張りたいときは頑張る」と思い頑張ることをしています。
私の場合は、2歳のころから頑張っていて、頑張ることが体に染みついてしまっていたようです。
カウンセリング後は、体に力が入ることが少なくなってきています。最近は、同じことをしていても、「頑張る」より「楽しい」方に変わってきていることを体感しています。