「人に利用されるのでは?」という不安を感じながらの人と付きあっていた

人に利用されるという感覚があると、人との関係が不安になります。

人に接するときに、どんなに今は仲がよくても、利用されるのではないかと落ち着かない感覚がありました。

私は、学生時代「人に利用される」という感覚があることを、自分では気づいていませんでした。カウンセラーの勉強を始めてから「人に利用される」感覚がでてきて、仲の良い人と接していてもどこか不安がありました。

カウンセリングを進める中で、「子どものころの私」対「母と姉」の関係性が問題として浮かびあがってきました。姉と母の関係性はよかったので母は姉の味方をすることが多く、姉も母には都合のいいことを言っていたと、カウンセリングの中の子どもの私は思い込んでいました。

カウンセリングの中で、姉と母に対する感情処理をしました。母親に都合のいいことを言っている姉への怒り、母親が姉の見方ばかりしていることへの怒りと恐さ、そして悲しみを充分感じました。感情を感じることで、怒り恐さ悲しみがなくなり、冷静さがもどりました。

根本にある問題の感情を感じることで冷静になれて人間関係も変化した

冷静に考えられるようになった私は、「すべての人は私を利用しない」「信じられそうな人は信じてみよう」と考えられるようになりました。その後、しばらくして以前だったら利用されると感じていた場面にであっても、利用されると感じることはなくなりました。

利用されるんじゃないかと不安な気持ちをもっていたころに比べると、カウンセリング後は不安な気持ちもなくなり、人と落ち着いた関係を持てるときが増えてくるようになりました。また、私の気もちの変化で、相手の態度が変わったように感じられ、以前より親密な関係を作れるようになりました。

自分が変わり、冷静なこころで対応することで、相手は何も変わってはいませんが、よい方向に人との関係も変化していくことがあります。

 

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